Celica Blog: 3 Nov, 2012

玄箏社常盤会 60周年記念演奏会

60周年の演奏会が無事に終わりました。

久本先生、皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。
今回は全27曲、11時半の開演から19時までと、ほぼ丸1日の大きな演奏会でした。会場となった霞が関のイイノホール&カンファレンスセンターは、それはもう近代的な美しい建造物でした、今までの常盤会でも一番良い場所だったのではないでしょうか。

まず1曲目。社中全員そろっての「飛躍」。

圧巻。特に第3楽章の躍動感は弾いている私自身も気圧されるほどでした。 これだけの人数がそろう演奏は他ではまず無いのでは?座席側ではどんなふうに聴こえるんでしょうか。録音では味わえない臨場感を一度体験してみたいです。

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3曲目。「春の光」

我々の出番。春の光という麗らかで優しい曲調とは裏腹に、私は余裕などまるでなく、もう必死に合わせよう・間違えたらどうしよう・ずれたらどうしよう・止まったらどうしよう…etc, 心の中は嵐の様でした。。舞台袖に下がったときの先生の安心された表情を見てやっとどうやら出来栄えは悪くなかったようだと判った次第。

これで出番は終わり、聞きたい曲はまだまだたくさんあったのですが私は取り急ぎ帰りました。

でもほんの一瞬でも日常を忘れて演奏に全身全霊を注ぐことが出来て、お琴を続けて良かったと思いました。 何でもそうですが、気持ちを傾ける「何か」が人生に一つでもあると違いますね。

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