Celica Blog: 16 Dec, 2008

糸締め

夏から延ばし延ばしになってたお箏の糸締めをお願いしました。

お琴屋さんがちょうど近くの用があったので寄ってくださって1絃を久本曲に合わせて太糸に、他は細糸で張り直し。1時間ほどで完了。
お仕事中に写真を撮らせてもらった。

好奇心に勝てず失礼ながらこのご職業に就かれた経緯を伺ったら弟子入りだそうで。専門学校があるわけじゃないらしく他の伝統工芸士たちも元々は家業で親と師弟関係を結んで後を継ぐよう。後世に引き継がれるほどの技術を持った人に対して尊敬を覚えずにはいられない。

琴・箏、どうして2種類の漢字があるのか今まで気にも留めてなくてやっと調べました。
古くは「箏(そう)のこと」と呼ばれた楽器=琴柱を立てて調律する箏→今は「琴」の字で代用して他の箏と区別している模様。解釈が間違ってるかもしれないw
こちらは先生のお琴。かなり高価な品物らしい、よく見たら確かに蒔絵とか細工がうちのお琴とは全然違う、はっきり違う。たぶんプロが見たら遠目からでも少なからず解るんでしょう。いつかこんなお琴で弾いてみたい・・・いつか、ね。腕が上がらないうちはみっともないだけでしょう、精進します。

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