Celica Blog: 1 Nov, 2009
ドローリーフテーブル
打ち合わせにて
扱いにくいバブル世代の話。 詳細はぼやかしつつ、大まかには全部本当の話。
先日、仕事で初めて会った40代の男と家の近くで打ち合わせ。
バブル世代男があたしのCV見ながら「お住まいは・・・6丁目、と言うとどの辺ですか?」と質問
あたし「駅西側のMスタンレービル(注:仮称。家のすぐ近くのランドマーク的高層外資系証券会社自社ビル)ご存知ですか?」と答えたら
バブル世代男「Mスタンレービルに住んでるんですか?」←早口に割り込み ・・・でもこれが開口一番の質問だったから、ブレーキングアイスかな?と受け止め
あたし「いいえ、そうでは・・・^^;」とにこやかに言葉を濁したら
バブル世代男「違うんですか?」と不機嫌そうにまた割り込み、しばらく無言でこちらを凝視。
ガッシ ボカ ってここで書きたいところだけど我慢。アタシは死んでない
あたし「はい、違います」両腕に軽く鳥肌立ちつつ、頑張って愛想笑いをしておいた。
それから「時間を守るのがどれだけ大切なことか」についてお説教を聞かされ、
(あたしは打ち合わせの15分前に着いて受付済ませて待ってたんですけどね、えぇ、それから待つこと1時間、約束の時間を45分過ぎてからやっと面会が適ったんですけどね ・・・で?時間を守ることが・・・何の話でしたっけ?)とは顔に出さずに相槌を打ち、
続いて「自分の業務はいかに重要で代用の利かない高度なものか」と滔々と持論展開が始まり、
(言う必要を感じなかったので言ってないけどね、えぇ、あたしの身内にもあなたと同業者が居るんですけどね、そんな唯一無二のことを生業にしてるって訳では無いように思えますが ・・・で?何の話でしたっけ?)とはまた微塵も顔に出さずにホウホウナルホドとばかりに頷いて、
さらには「俺様の任務は対人で成り立っている、お前のそれとは訳が違う、失敗は許されないんだぜクールだろ?」と高説を垂れ流され、
(CV見た彼が犯した偏見に満ちた間違い。コンピュータ業界が長いあたしはよく「客商売じゃない仕事は気楽ね」って言われるんだけど、客が存在しない商売なんてありませんよ。どんな商売も仕事は技術半分・対人半分で、どっちが欠けてもプロ失格なのよ。特にあたしは客先で自分の社交能力駆使して乗り切ってきた技術者でして。 それからね、失敗の定義によるから突っ込みはご容赦願いたいけどさ、失敗が許される仕事ってどんなよ? それに、どんだけお金もらって仕事してたって100%失敗しない保証は無いでしょうが。大事なことはそのリカバリと再発防止なんじゃないの? ・・・で?何の話でしたっけ?)とはおくびにも出さずせっぱせっぱと乗り出す素振りまで見せた。
我慢強いあたし。
バブル世代ってこうゆう男、多くない? 特にちょっと出世したテイの45歳前後(2009年現在)の男ってステレオタイプ、過剰に偉そう、選民意識プンプン。 自分の仕事こそが崇高で自分以外は見下すべき存在だと言わんばかりな言動。 どうしてなのかな? 人生半分以上終わったって言うのにどうしてそんなに周りを見ないでいられるのかな?
あたしなんか生きれば生きるほど上には上がいるって思い知って、それで下を探そうとキョロキョロするのに幸か不幸か抵抗を覚えるようになって、あぁ若い頃は無知ゆえに驕っていたなぁ、と自省するって言うのに。
逆を返せば、バブル世代の男に対しては「すごい・こだわりがある・人と違う」とさえ言っておけば上機嫌でなーんの疑問も持たずに「良い子」って評価得られるからカンタン。自己破産も辞さない勢いで金出してくれたりね。
1回の打ち合わせの結果、いや、打ち合わせ開始20秒後には、彼とは仕事をしないってあたし側の結論は出てるのに、バブルマンは忙しい時を見計らったかのように電話してきて「また電話します」ってのが既に3週間続いてる。断るのに電話したらすっごいキレられそうで尻ごみ中。