Celica Blog: 山王病院 2010 その他

山王病院 2010 その他

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入院中のその他

沐浴実習用のお人形。産後3,4日目に沐浴実習がありました。

山王病院の素敵なところ

・看護師たちは可愛い人が多い。そしてみなさん親切丁寧。

・病院食が美味しい。別ページに書いてある通り。

・言えば何でもくれる、貸出してくれる。
 1.母乳をあげていたら乳首が擦り切れて痛くなったと相談したら「ピュアレーン」というメデラ社製の羊油をくれた。同じくメデラの乳頭保護シールドも5,6個貸し出して部屋に置いてくれて使うと消毒してまた持って来てくれた。
 2.母乳が漏れると相談したらピジョンの使い捨て母乳パット「フィットアップ」を7,8個くれた。
 3.非常用に粉ミルクを用意したほうが良いか相談したら森永の粉ミルク「はぐくみ」*2とアレルギー用ミルク「E赤ちゃん」をくれた。
 4.将来必要になるかもしれないので搾乳のやり方を聞いたらメデラ社の手動搾乳器を貸し出して使い方を指導してくれた。
 5.退院時に予備のおむつとしてひとつ下さいと言ったら何個も渡してくれた。ちなみに山王病院で使用してるおむつはパンパース新生児サイズだった。
試さないとサイズが解らない物、どのメーカーの物を買えば良いか迷っている物など、実際に使ってみることが出来るので良かった。なんでも相談してみるべきなのね。退院後に「これも聞いておけば良かった!」と思いついても、もうなかなか聞ける機会が無いので出産前から調べたり色々シミュレーションしておいた方が良いね。

山王病院には例の新生児室が無い

・ドラマとかで良く見る「新生児室」=ガラス越しに赤ちゃんがいっぱい並んでる例の部屋は無い。
部屋としては存在してる。産まれてから母親の体調が落ち着くまではその隔離された新生児室で赤ちゃんを預かってくれるし、希望すればしばらくは預けっぱなしでミルクや糖水を適宜あげたりおむつ替えもやっておいてくれるが、基本は母子同室の考え方なので帝王切開でも術後2日目には昼間の母子同室が始まる。それまでは「新生児室で預かり→泣いたら部屋まで連れてきてもらって授乳」の流れ。新生児用の透明プラスチック製のプールのようなベッドが自分のベッドに横づけになるけど、高さ的に起き上がらないと見えないから赤ちゃんが静かだと不安になる(呼吸が止まると警報が鳴るモニターはついているが)。

帝王切開のメリット

入院する日・出産する日・時間が事前に解っていたのは便利だった。そのぐらいしかありません!思いつくことはことごとくデメリットばかり。 それでも私個人的には次の出産も帝王切開になると良いなと思ってます、経膣は怖くて・・・。

帝王切開ってどのぐらい痛い?

術後2日目、母子同室が始まってからがつらくて、ちょうど時を同じくして背中から入れていたカテーテルの麻酔が取り外されるので姿勢を変えるだけでも傷が痛い。何するのも痛い。 でも(母乳の場合)赤ちゃんが泣いたら自分で立ち上がって赤ちゃんを抱き上げてベッドに戻って授乳の体勢を取って左右の授乳して、抱いたまま立ち上がってベッドに戻すって作業を1人でその痛みの中でやらなきゃいけない。
昼間はできるだけ実母とかに手伝いに来てもらった方が良いです。看護師いちいち呼ぶわけにいかないし。私の場合は自分のベッドに赤ちゃんも寝かせてほとんど添い乳状態になってました、この痛みのなか赤ちゃんを抱いて立ち上がるのは怖くて無理だった。

術後の痛みは、初めの1週間は満足に歩けない、寝返りも打てないほど。術後2週間はクシャミ出来ないほど。術後に看護師が一日数回巡回に来て腹部を押して様子を見るが、これがたまらなく痛かった。だから入院中はずっと激痛と言っても間違いじゃないので、気を遣わなきゃいけない系の(義母とか)来訪は出来るだけ避ける方向が吉かと。

母乳の相談

帝王切開でも産後すぐ母乳出ました。
産前に(と言っても入院してから)看護師に母乳だけで行きたい相談をしてマッサージしてもらって大丈夫っぽいと言われていたものの、こればかりは人によるみたい。初めこそ量が足りずに赤ちゃんに可哀想なことしたが、あげているうちに足りるようになるようで(産後3,4日目まではどんなに頑張っても最高60ccぐらいしか出なかった)。前々からマッサージを開始して準備をしても、知識を増やしても、逆にプレッシャーになるだけかも。母乳のことを考えるのは産後でもじゅうぶん間に合うみたい。

入院準備

持参するのは洗面入浴用品・パジャマ(マタニティパジャマ3セット)・羽織物・下着類(産褥ショーツ3枚・ブラ3枚)・自分と赤ちゃんが退院時に着る物、あとは特に必要無かった、タオルも毎日新しい物が用意されるし、ティッシュや細かい物は近くのファミマで家族に買ってきてもらえばいいし。
私は、ノートパソコン持ち込み、ネット+音楽も聞きたかったし。部屋にDVDプレーヤーがあったのでDVD持ち込んでも良さそう。

出産費用

2009年10月から出産育児一時金が38万円から42万円に、これは受ける/受けない個人の自由ということだったので受けました。退院時にこの金額をすでに引いた合計が請求されます。
山王病院から事前にもらった説明書きによると、A室正常分娩入院6日間で170万円~、C室115万円~、D室105万円~。帝王切開は7日間でそれぞれから1割引きぐらいとあります(保険が効くから正常分娩より負担額が低くなる、だからって患者都合で帝王切開を希望することは出来ませんよ)。実際は私は帝王切開で入院9日間になったし、出産は開けてみるまで何が起きるか誰にも分からないのであくまで参考まで。
ここにプラス和痛分娩希望の場合は硬膜外麻酔加算10万円、LDR室希望の場合は1日2万5千円、17時半以降・早朝の出産は時間外加算15万円、深夜だと20万円、双子だと10万円・・・etc.
支払方法: 出産予約の段階(妊娠20週までだったかな?)で5万円デポジットを支払って、会計の時にこれが引かれる。出産をしなくてもこれは返金されない。入院時に出産費用の一部40万円を支払う。会計の時はこれらを引いた差額を支払う。クレジットカード使えました。

A室以外なら150万ぐらい用意しとけば安心して出産に臨めるかと。

帝王切開編