Celica Blog: 山王病院 2010 帝王切開術

山王病院 2010 帝王切開術

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帝王切開術

帝王切開になった経緯。
28週あたり?の健診まで常に骨盤位(逆子)だったので、担当医から「このままだと帝王切開かも」とは言われていました。山王病院では初産で逆子は有無を言わさず帝王切開になるのです。その後一向に回転することなく34週になった時に手術の日程(38週目あたりで医者と私の都合をすり合わせ)を予約しました。

予定帝王切開での入院日数。
順調にいけば手術前日の入院からトータル9日間を病院で過ごすことになります。 私は入退院日の送迎の人員確保と、産後のお見舞い(義母やその他の親戚たち)の日程組みを考えて、たとえば「木曜日入院で金曜日出産・親戚たちは土日に来てもらって、金曜日に退院」とかにしました。

帝王切開の流れ

・手術予定日の前日から入院します。

・手術が昼ごろ予定の場合、前日21時から禁飲食が始まって、それから34時間は飲まず食わずになります。

・手術前日に剃毛してもらいます。麻酔医からの説明とかもこの日にあります。

・手術日の朝から栄養剤(電解)の点滴が開始されます。これは術後2日目まで入れっぱなしです。

・部屋にストレッチャーが来るので自分で乗り込みます、地下1階の手術室までガラガラ運ばれます。これから2日間ほど横になりっぱなしです。

・手術室手前で家族といったんお別れです、立ち会いの場合も麻酔の処置が終わるまではここでいったん待っててもらうようです。

・手術直前、背中からカテーテルの麻酔(硬膜外麻酔という局部麻酔)、導尿カテーテル(術後動けないのでおしっこはこの管から袋に溜める)が始まり、麻酔は術後2日目まで、導尿カテーテルは手術翌朝まで入れっぱなしです。背中からカテーテルの前に2本局部麻酔の注射するけど大した痛みじゃありませんでした。注射の時、大きなお腹で背中を丸める方がつらかった。

・右腕に血圧計、左手の指先に心拍計が付けられます、血圧計は3分ほどの間隔で自動的に作動します。

・麻酔が効いたら手術開始です。目の前にはノレン的な仕切りがされて局部は見えません。私は麻酔が効きすぎて吐き気+呼吸が苦しくなったので看護師と麻酔医にその旨を伝えました。良くあることのようです。

・しばらくは感覚ありません、どうやら開腹しているらしいです。開腹は、へその下15センチ辺りを「横に」12センチほど切ります。普段は陰毛に隠れている辺りです。看護師がたまに手を握ってくれるのがすごく安心できて有り難かったです。

・医師の「押されるような感じがしますよー」という合図とともに、お腹の上からぎゅうぎゅう押される。実際には何をされているのか解らない。でもすごい力で押されて気持ち悪い。

・開腹してから5分ぐらいかな?とにかく結構すぐです、赤ちゃんの泣き声が聞こえて医者が仕切り越しにちらっと赤ちゃんを掲げて見せてくれました。異様な空腹感を覚えました。

・赤ちゃんの顔の血とか拭き取ってすぐに左側から赤ちゃんを腕の上に乗せてくれました。私が唯一口を聞いたのは「普通ですか?」っていう妙な疑問だけでした。

・ここからが、長かった、縫合です。多分だけど逆算する限り、縫合だけで30分ぐらい要してた気がします。「ぎゅうぎゅうぶりぶりぶるぶる」って感覚だけ伝わってきて、相変わらず呼吸困難と吐き気があって、あとどのぐらいで終わるのか解らなくて不安で余計気持ち悪くなりました。

・赤ちゃんはこの間に外で待っている家族に披露されて計測などのためにひっこんだ模様。

・手術全体(手術室に入ってから出るまでの時間)はおよそ1時間でした。赤ちゃんが出てくるまでが20分ほどだったからその後処理がこんなに長いなんてと思いました。

・縫合も済んで、何かネットに入った物を胸の上で組んだ手に握らされて、またストレッチャーで部屋に戻ります。後々判ったことにこのネットに入った物は背中のカテーテルとつながっている麻酔でした。

・部屋に戻ってしばらく(30分ほど)すると赤ちゃんがベッドに入ってガラゴロと運ばれてきました。家族は抱っことかして写真、私は起き上がれないので横になったまま。

・私はこのあとすぐ寝入ってしまいました。以上です。