日記の更新がずっと止まってしまってた。
身内がガン宣告を受けて、危篤になって、その日から全く書けなくなってた
全摘出手術受けて、もうもたないって言われて、それが3ヶ月も頑張ってくれて、というべきか、頑張っちゃった、というべきか。
とうとう本当に死んじゃった
覚悟してたけど、…悲しい…悲しいって思うより、いちばん心に強く残ってるのが、
危篤を告げられたその日に、これから来日して観光する外国人の友達の「皇居の見学」の
予約を取らなくちゃいけなくて、まぁ彼らには関係のない話だから何も言わずに予約
を取って
その他もろもろ、頼まれてた調べものや予約が終わっていたとはいえ、やり残しが無いか、とか
申し込みが抽選の物もあったから、その結果を調べたり、とか
わりと、通常より頑張って動いてた。初めてのことだらけだった。
皇居と新幹線の予約が終わって、準備は完璧。もうあとは迎えるだけってほっとした。
それでも身内は入院・手術・転院・危篤・小康状態って繰り返してた。
友達が来日して、皇居見学に行く前日に、久しぶりに会った他の日本人の子に
「明日の皇居、私の分の予約してないの?」
って言われた
その夜のレストランの予約だけしてあった事について「レストランの予約だけして私の分の皇居の予約はしてないの?」
って。
レストランはその2日前に取り急ぎ予約とったばかりだった、
皇居の予約は1ヶ月以上前から必要だったなんて説明する気さえ起きなかった。
ここ数週間の間に身内に起きたことを説明する時間も気力も無かった。
危篤って言われてんのに皇居の予約があるから朝10時までパソコンから離れられなかったこと、
その足で病院行ったらもう私が誰かわかんなかったこと、それ以上に鮮烈。
会う人みんながビックリするぐらい痩せちゃったから、異常事態を察してみんな
何も言わなくて、説明を求められていなかった、その人以外には。
その人からは何度も何度も繰り返し如何に不手際であったかを糾弾するメールが届いた。
いま、身内が死んで、すごく、思い出とか頭の中に浮かんでくるはずなのに、
本当にバカバカしいぐらい、その人に言われた「レストランの予約だけして私の分の皇居の予約してないの」
って言葉ばっかりが浮かんでくる…
普通に悲しめない自分にすごくショック。大好きだった身内が死んだのに、
レストランの予約だけして私の分の皇居の予約してないのって言葉の方が必ず先に浮かんでくるなんてね
これからも、一生忘れないんだろうな。身内の死を思うたびに、私の分の皇居の予約してないのって言ったあの顔つき。
Celica Blog: Monthly: Nov, 2013
長ーい3ヶ月
2013年6月1日 (Sat)
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