Celica Blog: 22 Dec, 2005

現在のお仕事

本業を離れて4ヶ月。そろそろ今の仕事に慣れてきて、いろんな場面に出くわすようになってきた。

国家試験に合格してからの職業は普通の商売とはお客さんとの関係が違うと思う、商品が知識や法や経験etc.て言う目に見えないものだったりするのもそのせいかな。

そんな特殊な商売が、もっと特殊になるのが対飛び込みのお客さん。

医者の場合、休日・夜間診療の当番の日。

たぶんね、たぶん、こんな日に診察を受けに来る患者さんの一部は「好きでこの病院に来た訳じゃない」とでも思っているんだろうね。 小児科だから、母親が医者と患者の間にいるんだけども、これで人の親なんだ…と呆れるような人が実在するんだよ、苦笑いするしかないよ。

午前9時から午後5時まで、正午から1時間は休憩。を掲げて当番にあたってたんだけど。それを念頭において、以下呆れる親の例

午後2時ごろの電話「午前診てもらった○○ですけど、子供がもう大丈夫そうなんでお薬飲ませなくてもいいですか?」…えーっとそれはどうしてですか? 「様子見てたら大丈夫そうなんです」…はあ。先生に確認しますのでお待ちください。(確認。医者はぶっきらぼうに回答)

おい、親、おまえ医者ですか?

午後4時過ぎてからの電話「何時までですか?」…診察時間を答える「子供がほにゃらら(症状を電話で詳しく言う)なんです、時間過ぎたら診てもらえないんですか?」 …診察の時間が5時までだと繰り返す「でも、子供が痛いって言ってるんです、名前言いますから行ったら診てもらえるように出来ませんか?」…遅くても5時15分前には来て頂きたい旨を伝える「△△と言います、お願いします」電話が切れる。

症状は皮膚の炎症のようなもので、それって「今」いきなり出たものではない。すでに診察始まって7時間経過。

今まで何してたんだ?親。

あたしの呆れ顔に医者は、よくあることだ、なんで今まで来なかった?の問いに常に親は「様子見てた」って答えるんだそうだ。 「それで子供の病気が良くなる訳ないだろう」とこぼしてました。

世間にはいろんな人が居るけど、子供の病気に言い訳って出来ないと思う。こんな常識を外れたとしか思えない人が人の親。

なかには当然すごく出来た人もいて、9時ちょうどに来て心配そうに指示を仰いでいる親御さんなんか本当は本来の姿なんだろうけど、 逆に感心しちゃったし、こちらの態度も自然と穏やかになっちゃうよ。

自分が親になったとき、気をつけよう。と

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