☆09☆ティケハウ・パールビーチ・リゾート&スパ Tikehau Pearl Beach Resort & Spa
タヒチ <ティケハウ島> セレクト系列:ティケハウ・パールビーチ・リゾート&スパ
日本人観光客が年に10組も訪れない、自然が豊かで魚影が濃く、静かで誰にも邪魔されない「プライベート感がある」ホテルを探している人には間違いなくお勧めのティケハウ。
タヒチ北側ランギロア島の隣「ツアモツ諸島」にある島、ティケハウ島唯一のジャパンマーケットホテル(もっとも、他に宿泊施設は無い)。良くも悪くもタヒチらしいのんびりとしたサービス、スタッフはほとんど英語が通じるがやはりフランス語が出来たほうが良い。日本人スタッフは居ない(2008年12月現在)。
ティケハウの空港周辺に小さな集落がありそこが一応中心街と呼ばれている。商店やレストラン・病院・医療施設は無い。ホテルからは定期的に送迎シャトルボートが出ている。
外洋の外にランギロア島が見える。
アクセス:タヒチ本島から空路1時間ティケハウ島に渡り、空港からホテルの送迎車で港まで5分、そこからシャトルボートで10分、ティケハウ島環礁の南東側に位置する。
環礁内にはサメとエイが普通にそこらへんに居る、余所でも目にする魚たちも大きさが格段に大きくて魚の種類も多い。
私たちはスノーケリングのみ。ダイビングしないので機器や施設については解りません。
食事内容
レストランは朝食・ランチ・夕食ともに1か所、すべてのメニューは部屋にデリバリー(ルームサービス)してもらえる、デリバリーフィー1200xfp。
タヒチではいろんなところで食事してみて宿泊施設としての食事はこのティケハウが一番好きだった。何と言っても肉の焼き方が秀逸。味付けはシンプルな物が多く、見た目を裏切らない味、ソースまみれになっていないのでフランス料理としては不足なのかもしれないが、却って日本食に近くて食べ易い。3泊でほとんどすべてのメニューを網羅出来てしまうほどメニューの種類は少ないがどれを頼んでもまず失敗はしない。
付け合わせも含めて食べ残すことがないくらい料理が全体的に口に合った。
値段もタヒチにしては安かった、あまり覚えてないけどwロブスターのメインが5,000xfpほどで1.5匹も載っている。味も素晴らしい。メインの付け合わせにグリーンサラダを加えてほしいとかリクエストも受けてくれる。
料理には生のハーブを多用している、料理の上に軽く乗っている状態なので苦手な人は先にさっと除ければ口に入らない。
デザートにもいろんな種類があった。シンプルに「ココナツとバニラのアイスクリームだけ」とかオーダー出来たので好みのアレンジも頼めばやってくれるよう。
部屋
部屋のタイプは水上バンガロー全45戸(スイート・プレミアム・一般の3分類)+陸上のビーチファレ。プライベートプール付きの部屋は無い。
私たちは水上バンガローのスイート(45)にリクエスト通り宿泊出来た。桟橋の先端に位置している部屋だったのでレストランまで遠いけど景色は抜群。どれほど日常から隔絶されたリゾートか実感するには充分すぎる環境だった。
室内に灰皿置いてあったので禁煙ではないよう。
ル・タハアと同系列パールビーチなのでここも同じMANEAのアメニティが豊富に揃えてあった(基本:歯ブラシ・コットン・綿棒・シャワーキャップ・カミソリ・シャンプー・リンス・ボディソープ・ローション・石鹸・モノイオイル・入浴剤・ソーイングセット)(その他:ドライヤー・傘・バスローブ・スリッパ・スノーケル用品・電気ケトル・アイロン・ミニバー・無料のミネラルウォーター・ティーバッグとインスタントコーヒー・セーフティボックス・CDプレーヤー・テレビ)。無駄に洗濯したくないので取り替えたいタオルを床に置くように英語とフランス語で説明書きあり。
バスルームのお湯の量は豊富で強い風が吹いてもバンガローは揺れたりしなかった。(ただし時々雨漏りあり)
スイートのバスタブは二人で入るにも充分な大きさ。サイドにはル・タハアと同じように窓とガラステーブルがあってサメが見えたり桟橋もちらっと見える。
各部屋の立地: スイートはレセプションやレストランから遠く、関係無い人が絶対に周辺をうろつかない。良く言えばプライベート感は完璧、レストランに行くのがちょっと遠くて面倒。周囲に魚はいるが珊瑚礁というより岩。時間帯によって流れや波が多少ある。けどその御蔭かサメとエイが毎日部屋の周りを泳いでいる。在りし日のホテルボラボラ水上バンガローはテラスが隣の部屋と並んでいて隣から見えてしまったけどここはついたてがあってテラスも完全にプライベート空間。
: 一般水上バンガローorプレミアム水上バンガローのあたりは珊瑚礁が濃くて魚も豊富、波も流れもない、レセプションやレストランから近いので環境的には恵まれている、が、部屋にバスタブが無いのと、特に一般バンガローはテラスがレストランに面していて食事している人から部屋の中が丸見えというデメリット・・・。部屋の中が見えない程度離れたプレミアム水上バンガローは部屋番号6,7,8。
ホテル側はコントロールに力を入れているけど、どの部屋にも蚊や虫・イモリが出ます。どうしてもイヤな人はタヒチは無理です。多少我慢できる人は食べかけ・飲みかけの物には絶対フタをしておいた方がいいです。イモリのフンが結構落ちてくるから。
部屋周辺の海
水上バンガローのテラスからは直接海に入れる、スイート周辺の水深は1m以上。足元は砂地で大きな岩がたくさんあり魚は割と居る。
幅50cmぐらいのエイが毎日ちょくちょく現れる。数匹が回遊しているよう。1mぐらいのグレーシャークも毎日朝晩数匹うようよしている。どちらも人に近づくことはないので海に入ると逃げてしまう。ウミガメは居ない。
あと、スノーケリングの後は毎回バスタブにたっぷりお湯を張って浸かりました。体が冷えているのでラッシュガードとか着たままドボンと。スノーケリングに出る前にお湯を張っておくといいと思う。
ビーチ
ティケハウ環礁全域にこのホテル以外建物がほとんどないので見渡す限りすべてビーチ。少し歩けばサメとエイが居る入り江状になったビーチがある。ほとんどひと気が無い。遭難しても誰も助けには来なさそう。
プール
ホテルの中央に小さなプールあり。午後はプールサイドで読書したりプールに入る人もいる、誰かが入っていると入りにくい雰囲気になるぐらい小さなプールなので皆さん大騒ぎせずに静かに楽しむのがローカルルールになっているよう。
ティケハウその他
- 朝食は基本ビュッフェ形式だけどルームサービスでも頼める。ビュッフェのスクランブルエッグやパンなどはどれも味付けが良くてフルーツも豊富。ハエはたかって無かった。不思議。て言うか基本的にハエとか少ないと思った。
- 日本人スタッフはいないが全てに日本語訳のインストラクションが付いているので言葉が不自由な人も最低限はなんとかなるでしょう。英語またはフランス語の日常会話能力推奨。
- 滞在中日本人の宿泊客は私たちだけ、大半がフランス人・あとは数組のアメリカ人とその他ヨーロピアン(イタリア)。黄色いのが嫌いなヨーロピアンの年寄り客も多くていぶかしげに見られることもあるけど気にしないように。愛想よく接してくれる人もいます。
- テレビはフランス語か英語CNNだけ
- ビジネスセンターは不明(行ったらインターネットなんてアホらしくてやる気にならんと思うが
- docomoのFOMA海外ローミング繋がります
- レセプションにはマリー、ウィルフリドなどフランス系従業員が午後7時までいて、英語が達者で色々な質問に答えてくれる。アクティビティもこちらで申し込む。他のスタッフにも質問すれば色々と教えてもらえる。オフシーズンだったこともあり旅行代理店からの事前交渉もありで最高の部屋だった。
- ホテルがあるモツの右(西側)には小さな島があって歩いてもカヤックでも行ける、そのあたりにエイとサメが居るけど日除けとか何もないので自分の身は自分で守って。
- 人里離れたモツにあるこのホテルは11月~2月ごろの雨季の間は夕方から雨になることが多く、雨が降ると風も強くなって肌寒い。レストランなど吹き抜けだし夕食時にはカーディガンを1枚持っていくと良いかも。
- アクティビティは最低催行人数が8人のものが多く、フランス語が話せないと他の客とのコミュニケーションに骨を折る。私たちは英語が達者なドイツ人カップルのおかげで途中から他のフランス人たちとも打ち解けることができたが英語で話しかけられるのを嫌がるフランス人はまだまだ健在なので出来る限りフランス語推奨。
写真
食事
部屋のテラスからの海
その他の写真
ビーチ
室内の様子
水上バンガロー
評価
海 : 上々。毎朝テラスに出てサメとエイを探すのが日課でした。モンガラカワハギもたくさん居て可愛かった。
食事 : 素晴らしかった。
スタッフ : 教育がまぁまぁ行き届いていて上々。
少しでも英語やフランス語が出来るならお勧め。疑問や不満があったらすぐにスタッフに言えるスキルが無いと「言わないと付加されないサービス」がちょこちょこある。 本当のプライベート感を実感したい人、大人のリラックスが欲しい人に絶対お勧め。本当に誰にも邪魔されません。