the SHOW07
今回のたびの目的、SHOW07。
http://www.antwerp-fashion.be/SHOW2007/index.html
自分で撮った写真はデータが全部無い^^;のでSHOWの様子は↑公式HPで
天気は曇り時々雨。気温は15度前後。夜はジャケット無しでは辛いぐらい冷え込む。
backstage
観光でもしようとかSHOWのチケットは最終日のを予約したからとか色々余裕かましてたけど、結局友達のDariaのアシスタントとして完全にアサインされてしまって 前日の準備からバックステージに入る。みんな世界中から応援を呼んでいてあたしは当初手伝う気なんてなかったけどDariaの応援は幼馴染のLuca1人しか居ないから仕方ない。
4年制のRoyalAcademy、Dariaは3年生。Dariaのフラットメイト、イタリア人のAndreaも3年生。 これにパスできればdiplomaっていう大切な年だもん。
Hanger29という倉庫で開催なんだけどバックステージは公の体育館2つ分ぐらいの広さでも人でごった返して大混乱。
自分の作品を着るモデルを探し当てるのも一苦労。
リハーサルでは自分のモデルが見つからないYuimaにモデルの代役を頼まれるが断る。申し訳ないがDariaにあれこれ頼まれてトイレに行く時間さえないんだ。
Dariaがけっこうボケボケした性格なのは解ってたけどオーガナイズした者勝ちなこのSHOWですでにかなり不利だと思った。
SHOWの内容は上のリンクを見てください。あたしが舞台に立っている写真もあり。
background=パパのコネ
バックステージの隣りのブースにはTaroという4年生。5人ぐらいのアシスタントが完璧な打ち合わせのもとゴリゴリ作業している。 アシは全員日本人でTaroに敬語でお伺いをたててる・・・鳥肌が立つ。
その後「学校の直ぐ近くの一軒家に物凄い金持ちがアシスタントと一緒に住んでる」ってのは彼のことを言っていたと気付く。 その家は政府関係者が見学に来ちゃうような貴重な物件とか。
学校の向かいのDariaのフラットにお世話になってたから通学する学生達がよく見えた。Taroは大名行列バリにアシスタントを従えて整列してご通学。Taroは荷物を持たないの。(荷物を持って歩いている長髪の日本人が居たらそれは3年生のYuima、笑顔が素敵な男の子。一見細身で長い黒髪、階上から見ると似てるけど、実際は全然違うから。)
しかしアシスタントたちの嬉々としたこと・・・Taroが売れたら自分の名前も売れるかも知れないもんね。今は嫌われないように必死で使えるアシに徹底か。このアシスタントが自己紹介のとき「Taroのアシスタントです」と名前代わりに名乗ったって言う笑い話がある。
そして既に東京でbjorkの旦那がプロデュースするSHOWへの参加が決まってる、とか。
ファッションのこと、何も知らない。でもTaroの前評判を知らずに彼の作品を見たあたしの感想は「つまんねー。なんでコレがオオトリ??」
よくよく聞いてたらパパがどうも強いコネのある人らしい。
みんなファッションがらみの人たちは怖くて酷評とか出来ないっぽいけど、あたし無関係だからはっきり言えちゃう。
Taroってどのへんに実力あるの??理解不能。彼の一個手前のRaulって人の作品の方がインパクトがあって美しくて目が離せなかった。 Marc-Philippeの作品なんて既にhaute coutureかと思うほど、余裕すら感じられたし。服として着てみたいと思ったのは3年生のHeavenの作品。
ファッション界も結局コネですかそうですか。
RoyalAcademyの質が落ちてると言われてて、すごい美しいドレスを作るHeavenは学校を離れるらしい。
このTaroのことを知ったとき真っ先に頭をよぎったのがGUCCIの前デザイナーAlessandra Facchinettiのこと。 彼女についてあたしの知ってることを簡単に言うと、父親がThePoohとか言うバンドのヴォカルで有名人。彼女はGUCCIのアクセサリー部門のデザイナーに抜擢されて、たった2回のコレクション後にクビになった。(異論のある人はこっそりメールでも下さい)
ま、才能が、なかったんだろうねー。Stella Mccartneyとはエライ違いだねー。
パパの力で無理に引っ張りあげてもらった世界で実力がなければ以降は徹底的に無視される・・・そうなったらあたしなら自殺以外の選択肢って無いよ。
ま、がんばって。
Royal Academy
さっきも書いたけど最近レベルが落ちているというファッションスクール。
詳しくはAntwerpに<<Royal Academy -MODE NATIE->>として書いております。